『志麻さんの台所ルール』はレシピを見ないと料理を作れない人(私)は読むべき本。

志麻さんの台所ルール おすすめ 本と映画とマンガ

今年で58歳になるわたしはかれこれ5,6年にわたり、土日祝日にかぎって夕食の支度をしています。

 

毎日食事を作るのはいやだという、カミサンのリクエスト(指令?)にこたえる形でいつのまにかそうなりました。

 

今は便利なもので、ネットには星の数ほどの料理レシピがあふれていて、YouTubeを観てその通りにやれば、わたしのようなオッサンでも料理を作ることができます。

 

今までたくさんの料理YouTuberさんの動画を観てきましたが、最近もっとも多く観ているのは、

 

タサン志麻さんです。

 

このかたは他のYouTuberさんとはちょっと違うと感じ、書かれた本を買ってみました。

 

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『志麻さんの台所ルール』でいちばん印象に残ったこと

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この本はいわゆるレシピ本ではありません。レシピはひとつも載っておりません。

 

料理に対する心構えというか基本的な考え方、あと、それにくわえてちょっとしたコツのようなものを教えてくれる本です。

 

この本の中で志麻さんが書いている、いちばん大事な部分はこれだと思います。

 

 

自分で考えろ。

 

 

えっ?と思った人にはゴメンナサイ。これはわたしの解釈です。

 

志麻さんがそんな突き放した言い方をするわけではありませんが、この本の根本にあるメッセージは「自分で考えてやりなさい」ということだとわたしは思いました。

 

そしてこれはまさに自分にとってドンピシャのメッセージだったのです。どういうことが説明します。

 

何度作ってもレシピを覚えられない

志麻さんの台所ルール レビュー

 

YouTubeの動画を観て、なんとなくそれらしい料理をテーブルに並べることができるようになった、とはいうものの、そこには大きな問題がありました。

 

同じ料理を作ろうとしても、そのたびに動画を観ないと作れない。

 

たとえば肉野菜炒めをつくるとき、たとえばホイコーローをつくるとき、たとえば肉じゃがをつくるとき、

 

毎回毎回、動画を観ないと作れないのです。何度も作っているのに。

 

だからそのたびに動画を観て、必要な食材、調味量、作る手順を調べています。

 

もちろん、ノートに書き留めたレシピもあります。でもそれだってノートを開かないと作れない。

 

つまりレシピを見ないかぎりは何も作れないのです。何年もやっているのに。お恥ずかしいかぎりですが、これが現実でした。

 

志麻さんのメッセージ

志麻さんの台所ルール おすすめ

 

いつまでたってもレシピを見ないと作ることができない。

 

そんなわたし(のような人)に志麻さんはきっぱりとこう言います。

 

「同じレシピを見て何度も作っているのに、作り方が覚えられない」というのは、レシピ通りに作ることを最終目標にしてしまっているから。

~『志麻さんの台所ルール』より引用

 

・・・読んで衝撃を受けました。

 

「レシピ通りに作ることを最終目標にしてしまっている」、これはまさに自分のことでした。

 

極端なことをいえば、レシピ通りにしか作れないのです。だから材料や調味料がひとつでも欠けると作れない。

 

それがなければどうするか、ということを考えられない。

 

60近いオッサンがこんなことを言うのは気が引けますが、わたしは自分で考えることが苦手です。

 

自分の意見を言うのが苦手というか、そもそも意見自体がなかったりします。そういうこと全般から逃げるようにしてここまで生きてきました。

 

そんな姿勢が料理にも出ているんでしょう。自分で考えて作っているわけではない。ただ、レシピをなぞっているだけ。

 

自分で考えてやっているわけではないから、だんだんやらされている感というか、料理自体が義務的なものになってきて、最近は同じものばかりを作るようになってきました。それですら、動画やノートを見ないと作れません。われながら呆れてしまいます。

 

それじゃダメだよ、こうやっていきましょう、というのが志麻さんのこのメッセージ。

 

もちろん、料理をするうえでの手順や味の方向性の目安は必要です。その点、レシピは参考になります。ただし、ひとつひとつの行程の意味を理解しないと、それは自分のものになりません。

~『志麻さんの台所ルール』より引用

 

「ひとつひとつの行程の意味を理解する」、これまでそんなこと1ミリも考えたことがありませんでした。

 

塩小さじ1、しょうゆ大さじ2、酒大さじ2…とか軽量スプーンで計りながら、そのこと自体に何の意味があるのかなんて考えたこともありませんでした。ただ、書いてあるから入れるだけ。

 

「3分蒸し焼きにします」と言われれば、ただその通りにやるだけ。ただ時計を見てるだけ。

 

この行程に何の意味があるかなんて考えたこともない。「砂小さじ1」と書かれていたら、わたしは迷いなく砂を入れたでしょう。(オイッ!)

 

だからいつまでたっても覚えられないし、理解できない。作ることが自分のものになっていない。

 

そんな状態を、まるで見ていたかのように、志麻さんは指摘してくれたのです。

 

実に、実に、その通りでした。

 

自分で考えられるようになるために

 

これを読んでわたしは心を入れ替えるというか、考え方を変えようと思いました。

 

そんな大げさな料理でなくていいので、作ることを自分のものにする。

 

ふつうに料理を作っている主婦(主夫)の方や料理人の方、あるいは遠い昔、世の母親や祖母が作っていたように、何も見なくても身体が動いて料理を作る。

 

この料理はこうだからこういう作り方をする。そういうことを理解したうえで作れるようになろうと思ったのです。

 

そしてもっと言えば、「考える力を持ちたい」と思いました。

 

「レシピに頼りすぎない」とは、考える力を生むということ。考える力が身につけば、自分で判断できるようになります。

~ともに『志麻さんの台所ルール』より引用

 

 

考える力が身につけば、自分で判断できるようになる。

 

わたしはそうなりたいと思いました。自分で考えて料理をすることによって、判断する力をも養いたい。アラ還だけど、今からでもそうなりたいと思ったのです。

 

レシピを見なくても料理できるように

 

 

そのためにはとにかく「レシピ見ないと作れない状態」から脱却しなければなりません。

 

とはいえ、現時点では見ないでは作れませんから、最初はちょっと見る。

 

見ながらも、なぜこれを入れるのか、なぜこの量なのか、そしてなぜこの手順なのか、を考える。

 

まずはそこからスタート。とにかく考えてみる。

 

で、できた料理の味を見て、何が足らなかったのか、次回はどうすればもっとよくなるのか、ということを、自分の頭で思索していきたいと思います。

 

『志麻さんの台所ルール』レビュー、もう少し

 

正直、わたしにとっては、このことを教えてくれただけでも十分に価値がありました。

 

ただ、当ブログを読んでくれている方には物足りないかもしれないので、少しだけつけたします。

 

「材料をすべて切っておく」から解放されよう

タサン志麻 本 おすすめ

 

これは「段取り&調理編」の項目のひとつです。

 

たいていのYouTuberさんの料理動画では、最初に肉や野菜を切っておくことが紹介されています。

 

わたしもご多分に漏れず、最初にすべての野菜を切っていました。タマネギ、ニンジン、キャベツ、ニラ、ジャガイモ等々…

 

なのでまな板の上は切った野菜であふれています。乗り切らないのでボウルやバットを出したりもします。しまいにはもう置く場所もなし。

 

これに対する志麻さんの意見はこうです。

 

私が初めにするのは「食材を切る」ではなく、「鍋をコンロに置く」こと。

~『志麻さんの台所ルール』より引用

 

鍋に油をひいたら、次に玉ねぎを切ります。それをまな板からそのまま鍋に入れて炒め始め、炒めながらニンジンを切って、鍋に入れます。ほかの材料も同様に続けていけば、切った食材でまな板がいっぱいになるわずらわしさは解消。さらに切ったものを一度ボウルやバットに移す手間やそれによる洗い物も減らせて、時短になります。

~『志麻さんの台所ルール』より引用

 

これは実は志麻さんのYouTube動画でも気がつきました。

 

「野菜炒め」の回で、志麻さんは、玉ねぎを切ったらすぐにフライパンに入れていたのです。しかもそこで火をつけている。

 

「すべての野菜を切っておく」「準備万端にになって初めて火をつける」のが当たり前だったわたしには二重の驚きでした。「もう玉ねぎ入れるの?」「もう火つけるの?」

 

でもたしかにこうすれば、余計なボウルやバットを使わなくて済みますし、洗い物も減らせます。何より切ってすぐにフライパンに入れてしまうのは気持ちがいい。

 

ちょっと、目から鱗的なやり方でした。

 

というわけで、このたびそれを真似してみました。

 

結果は、、、ギリ、セーフ、といった感じでしょうか笑

 

やってみて分かったのですが、あれは食材を切るのが神のように(わたしにはそう思える)速い志麻さんだからできるのであって、

 

わたしのようなのろまなカメが同じことをやろうとすると、切るのが追いつかず、そりゃもう大慌て!になるわけです。

 

だって火がついてんだから。コゲちゃうんじゃないかと気が気ではありません。次の野菜を切るのも超テキトーになります。

 

鍋の状態は「音で判断する」と志麻さんは言いますが、わたしレベルではそこまでできない。気が焦っているから音まで気がまわらないんです。

 

それでもなんとか、火をつけながら玉ねぎ、ニンジン、そしてキャベツ、ニラと切って入れることができました。さいごのモヤシは袋をさかさまにしてドサドサ落とすだけが精一杯。

 

でも、一応それなりにできて、なるほど、こういうことなのか、というのが分かりました。

 

切るのが遅いのはいかんともしがたいですから、すべてを志麻さんのやり方にするのではなく、ニンジンとか切るのに時間がかかるものは切っておくとか、自分なりのやり方を見つけたいと思います。

 

『志麻さんの台所ルール』おすすめする人は

 

もっと紹介したいことはあるのですが、あんまり書いて(引用して)しまうのもどうかと思うので、これくらいにしておきます。

 

この本を読むといいんじゃないかと思うのは、わたしのような人です笑

 

人生で料理を始めるにあたって、生身の人から教えてもらっていない。

 

親とか師匠とか料理の先生とか、人から直接に教えてもらったことがない。

 

ネットのレシピから入っている人。

 

最初にレシピありきの人。

 

料理とのかかわり方がそんな感じのスタートで、今、なんだかうまくいかない、おもしろくない、やる気が出ない、という人は一度この志麻さんの本を読んでみてはいかがでしょうか?

 

逆に今、ふつうに作ることができている人は必要ないと思います。

 

わたしの目標はいつの日か、料理を「チャッチャッと作れる」ようになること。

 

難しい料理でなくていいので、レシピを見ずに、サッと作れるようになること。

 

そんな自分を目標に、週末の料理に励んでいきたいと思います。

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