人からおとなしいって言われるのってヤですよね。わたしも経験あるからよく分かります。
自分で自分を表現するとおとなしいって言わざるを得ないんですけど、でもやっぱり人からそう言われるのはすごくイヤです。
そんなことを言われるとその日1日、ずっとその言葉が頭を離れなくなります。気がつくとため息・・・
なぜそんなふうに思うのかというのはまた別の機会に譲るとして、もしあなたがおとなしいと言われたくないと思うのなら、最低限やっておくべきことがあります。
おとなしいって言われたくないなら派手な色、明るい色のものを身につけること
おとなしいと言われたくないのなら派手な色、明るい色のものを身につけること。
それが誰でも簡単にできて、それでいてある一定の効果を実感できる方法です。
は?何?そんなこと?と思いました?
いやいや、これが意外にばかにならないんですよ。
おとなしい人って地味なかっこうをしていることが多い
試しにあなたがふだん着ている服、身につけているものを思い浮かべてください。
どんな色のものを着ていますか?
何色のものを身につけていますか?
わたしは男なのでここでは男性を例にとって話しますが、たとえばあなたはこんな服を着ていませんか?
■ビジネス
- 無地のダークスーツ、地味なストライプの入ったスーツ
- 薄いブルーのピンストライプ、もしくは細かいチェック柄の白のワイシャツ
- 色目のぼやけたダークグレー、ブルー系のネクタイ
■カジュアル
- 薄いブルーのシャツ
- ベージュのチノパン(丈長め)、もしくはくたびれたデニム
- グレー系のスポーツスニーカー
いかがでしょうか?
ここで共通することは「明るい色がひとつもない」ということです。
別にブルーやグレーが悪いと言ってるんじゃありません。ブルーはわたしもよく着る色のひとつです。
でもあえて言ってしまいますが、
このような組み合わせの服を着ているかぎりはおとなしいと言われてもしょうがありません。
だって地味なんだもの。目立たないんだもの。
明るい人や元気な人が着るぶんにはいいですが、ただでさえ物静かなあなたがこの格好をしていたら、まわりからの印象が薄くなるのは当たり前です。
おとなしい人がおとなしめの服を着ていたらそりゃ「おとなしい」って思われますよ。
ワンポイントで派手な色を使うべし
だからおとなしい人こそ明るい色、派手な色のものを身につけようというのがわたしからの提案です。
でもそうはいってもいきなり全身赤とか上下白のスーツとか無理ですよね?ヒョウ柄のスカートとかはけませんよね?
あのどうかしちゃった?と思われます。
でもこれがワンポイントで赤を使うとか、ちょこっとだけピンクを使うとかならできませんか?
バッグにつけるスカーフだけヒョウ柄を取り入れてみる、とかならできませんか?(別にヒョウ柄にこだわるわけじゃありませんが)
要は1ヶ所だけでいいんです。
1ヶ所だけ派手な色、明るい色のものを身につけてみるのです。これだけでもかなり印象が変わります。
おすすめはずばり赤、オレンジ、ピンクです。これまでのあなたが考えもしなかったような色、ビビッドな色がいいでしょう。
派手な色を身につけることの効果
ここであなたはこう思ったかもしれません。
- 着る服の色を変えたくらいで変わりゃしない
- たかがネクタイの色を変えたところでどうにもなりはしない
- そんな表面的なことだけ変えても本質的なことが変わらなければ意味ない
・・・そう思うのも分からないではありません。
わたしも以前は、外見なんて変えたって中味が変わらなければ意味がない、そう思っていました。
でもこれね、
間違ってます。
外見を変えることはその人を変えることにもつながる大きな要因になります。少なくともその人に対する周囲からの印象を変える力を持っています。
明るい色があたえるイメージ
たとえば、ということでネクタイを例にとります。
アメリカのトランプ大統領は強いメッセージを送りたいときには必ず赤いネクタイをしているという話はよく聞きますよね。
でもそんな話はある意味誰でも知っているのでここではしません。
個人的な話になりますが、わたしは以前、カラー研修という、色が与える影響についての研修を受けたことがあります。
この中で<配色の基本>には2種類があることを学びました。
- 共通性、まとまりのある配色
- 違う色、変化のある配色
詳しい説明は省きますが、要は同系色か対比色か、ということです。
この効果として、対比色をビビッドな色を使って組み合わせた場合は「派手で力強い印象」になります。
この研修のとき、白のワイシャツにオレンジ色のネクタイをしていたわたしは「ふだんから派手な組み合わせが好きですか?」と講師の先生から聞かれました。
ということはそういうイメージがあるということですよね?少なくとも服装に関しては。
明るい色は人の印象を変える
営業をしていた30代の頃、同じ職場に50代後半の人がいました。まわりの平均年齢より15歳くらい上で、顔だけ見れば間違いなくおじいさん。
なのにイメージは若かった。
なぜかというと着ているものが明るい色のものばかりだったからです。
ピンクのクリレックシャツとか赤いネクタイとかビビッドな紫のネクタイとか、とにかく身につけているものが派手だったんです。
だからとにかく印象が若々しかった。仕事もできるように見えました。実際、成績はよかったです。
あれでもし、地味な色のネクタイ、地味なシャツ、地味なかっこうをしていたら、ただのくたびれたおじいさんになっていたはずですが、服装が派手なおかげでそんなイメージを持たれることがなかったのです。
これって年齢のことだけでなく、性格に対する印象についても当てはまりますよね?
あなたに対するイメージを確実に何%か変えます。
テレビCMに出ている人の服装を見てみるのもいい
服装の効果という意味では、テレビに出ている人の服装や色をチェックしてみるのも面白いです。
- どんな服を着ているか?
- どんな色を使っているか?
- どんな着こなしをしているか?
そういったことを考えながら見るのもおすすめ。
特にコマーシャルはある一定の効果を生み出すことを目的に作られているものなので、そこに出てくる人がどんな効果を狙ってその服装をしているのか、どんな印象を与えるためにその色を使っているのか考えることはちょっとした学びにもなります。
今度テレビを観るとき試してみてください!
誰でも簡単にできるのが服装を変えること
「服装なんて…」という考えを捨てて、ここであなたの願いをあらためて考えてみましょう。それは、
「おとなしいと言われないこと」
ですよね?
そのためにこれまで無理して明るくふるまおうとしたり、話すネタがないのに無理やり話しかけようとしたり、明るくなるための本を読んできたりしたんですよね?
・・・でも効果がなかった。長続きしなかった。
ここで考えてみてほしいことは、
そういった内面に関する努力と外見に関する努力の間に何か違いはあるのでしょうか?
方法が違うだけでどちらも同じ目的を持っているんですよね?同じベクトルを向いているんですよね?
だとしたら、一方のやり方を否定することに何か意味はあるのでしょうか?
おとなしいと言われないようにするというのは、あなたを変えるというよりあなたが他人に与える印象を変えることによって成果が出るものです。
じゃあ他人に与える印象を手っ取り早く変えられるものって何でしょうか?
「おとなしい+α」「おとなしいけど○○だね」なら?
それともうひとつ考えてみてほしいことがあります。
「おとなしい」と言われるのはいやですよね?
でもこれが、
「○○さんっておとなしいけど着てるもの派手だよね」
「○○さん、おとなしいけど派手な色好きだよね」
だったらどうですか?
少し気持ちが違いませんか?
「おとなしいね」とだけ言われるより、いくぶん気持ちが楽じゃありませんか?
「おとなしいね」だけより、こっちのほうがまだ受け入られる余地がありませんか?
それだけでも十分な成果だと思うのですがどうでしょうか?
派手な色、明るい色で「おとなしい」とおさらばしよう!!
今まで地味な色のものしか身につけたことがない人は最初、明るい色のものを買うことに抵抗があるかもしれません。
でも勇気を出して買ってみましょう!
ひるむのは初めのうちだけです。慣れてしまえばあとはどうってことありません。
わたしも最初オレンジやピンクのネクタイをするときはちょっと恥ずかしかったですが、今ではなんとも思いません。
カジュアルではオレンジ色のバッグや上着。もともとオレンジが好きというより使っているうちに好きになってきた感じですね。
あと、毎日それを使う必要もありません。ときには地味な色に戻る日があってもいいんです。メリハリはOK。
今度買い物に行ったら、ぜひ明るい色のものを買ってみてください。
何も全身明るい色にしようというわけじゃありません。どこか1ヵ所だけでいいんです。
そこに、今まで使ったことのないような色を使ってみてください。派手なんじゃない?と思うくらいの色のものを買ってみてください。
どっちにしようか迷ったら派手なほうを選んでみてください。
これをきっかけにあなたが「おとなしい」と言われることが少なくなることを願っています。
お店に行っても何を買えばいいか分からない!というあなたにはこの2冊がおすすめです。ユニクロに行ったとき「とりあえず何を買っておけばいいか」が分かります。派手にはならないですけどね。
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