- 最近、愛想笑いをするのに疲れてきた
- 何のためにこんなことをしてるんだろう
- いつまでこんなことを続けなきゃいけないんだろう
誰に強制されたわけでもないのだけれど、反射的に愛想笑いをする習慣みたいなものがついてしまっている自分。
意味もなく笑う自分。
そんな自分に気づくと、ふと、
もう疲れたな、、、
と感じてしまうことがありますよね。
ここでは、そんなあなたに、実は笑う必要なんてないんだよ、ということを1冊の本を通じて伝えていきます。
愛想笑いに疲れたと感じているならば、ぜひ読んでみてください。
笑うことをやめてみる
くりかえしますが、結論です。
笑うことをやめる。
もちろん、本当に楽しいときは笑ってください。そうではなくて、愛想笑いをやめるということです。
意味もなく笑う、とりあえず笑う、をやめるということです。
そのことが書かれているのがこの本です。
今、この記事を読んでくれているあなたは20代、あるいは30代でしょうか?そんなあなたから見れば「50歳…?いや、さすがに自分には関係ないな」と思われたかもしれません。
でも、少しだけ我慢して読み進めてみてください。
実は他の記事でも紹介しているのですが、これ、めちゃめちゃいい本です。
できることなら全文を載せたいくらいなのですが、それじゃ怒られちゃいますので、紹介しすぎないように紹介していきます。
「笑わない」のはすごく大事なこと
この「『笑わない』のはすごく大事なこと」というのは本の見出しをそのまま引用しています。このことを一度、深くかみしめてみてください。
とりあえず笑ってしまうということ
まず最初に『50歳から人生を大逆転』より引用します。
いい人はえてして、本当は怒らなくてはいけない場面でも、笑ってすましてしまうことがあります。その場の空気を悪くしたくなくて。
いい人をやっている人は、イヤな印象を人に与えたくないので、笑ってしまう。
心の中ではすごく怒っているのに、相手に怒れなくて、アハハと笑ってごまかす。
これ、あてはまりませんか?
このタイプの人は、何を言われても「まず笑う」という行動がベースにあります。
ふだんまわりの人と接するときも、顔の基本は「笑っていること」。人と話すときはいつもどことなく笑みを浮かべている。
そして普通の人には理解できないことでしょうけど、イヤなことを言われても笑っている。
自分の気持ちをごまかす。
そうして自分の気持ちにふたをする。
そしてあとになって、大きなため息をつく。
あとになって、言いようのない怒りを、自分の中でもてあます。
そして苦しむ。
なぜ「とりあえず笑う」のか
なぜ笑うのかというと「自己防御のため」です。
- 笑うことで相手にイヤな印象を与えないようにしたい
- 笑うことで嫌われないようにしたい
- 笑うことで人間関係を円滑に保っておきたい
意識しているとしていないにかかわらず、心の中ではこういった作用が働いているはずです。
「とりあえず笑う」ことで身を守ろうとしているのです。
でも残念ながら、自分を守るためにやっているこの行為が結果的に自分をじわじわと痛めつけていきます。
その挙句の心の叫びがあなたの「愛想笑いに疲れた・・・」というつぶやきなのです。
「笑うこと=いいこと」ではない
客観的に考えてもらったら分かるように、この「とりあえず笑う」というのは決していいことではありません。
笑うのがいいとか、悪いとかではなく、そうやって笑いでごまかしてしまうことで、自分の本当の気持ちが相手に伝わらなくなる。
思い当たることがないでしょうか?
イヤなことを言われてもガマンして笑っていることで、さらにイヤなことを言われるようになる。
イヤなことをされても――ぜんぜん平気だもんねというつもりで――笑みを浮かべていることで、さらにイヤなことをされる。
人間社会は理不尽な面があります。
年代は関係ありません。大人社会でもあります。
パワハラバカ営業部長は言い返してくる部下にはあまり強いことを言いませんが、コイツはおとなしいな、言っても何も言い返してこないな、というような部下にはとことん攻撃してきます。
これは経験したので100%起こります。
今にして思えばそんなやつ、
よしこちゃんじゃないですけど、
クソがあっ!!!
・・・って感じですよね、もう最悪です。関わらないほうがいいし、一刻も早く離れたほうがいい。
昔、10代から20代にかけてよく聴いていた、長渕剛さんの歌にこんな歌詞がありました。
身構えてないと なめてきやがる
怖さがないと 笑われる
正直になると 足をすくわれる
無様(ぶざま)さ 人の世は
~長渕剛「He・La-He・La」より
超~暗い歌なので聴くことを勧めはしませんが、この部分だけは人間社会の本質を言い表していると思います。
いつもニコニコしていては生きていけない。という一面がこの社会にはあるのです。
ではどうしたらいいのでしょうか?
「とりあえず笑う」をやめてみる
まずは「とりあえず笑う」をやめてみましょう。
無理に笑う必要なんてない
今のあなたはこんな状態じゃないでしょうか(というか、わたしもww)。
嫌われたくないから、媚びてしまう。
嫌われたくないから、相手に強いことを言ってはいけないとか、断ってはいけないとか、失礼なことを言ってはいけないと、相手のことばかり考えて、常に笑顔で、自分のそのネガティブな感情をごまかす傾向があると思います。
疲れたり、しんどいときでも「笑顔でいなきゃ!」と、無理やり、自分にムチ打って笑っている。
言い方を変えると、笑うことがいいことだと思っている。
「笑うことがいいことだと思っている」
少なくとも、まわりとうまくやっていく上で笑うことが必要だと考えていますよね?あるいは無意識に笑ってしまっていますよね?
まずはこの「とりあえず笑う」をやめてみましょう、というのです。
必要のないところで笑うことをやめる。
そして目の前の相手にあなたの「笑っていない顔」を見せてあげるのです。
笑うからといってうまくいくわけじゃない
でもそんなことをしたら相手の印象が悪くなるかも?
そう思うのも分からないではないですが、でもたぶんそこには大きな勘違いがあります。なぜなら、
いつも笑っているあなたは本当に印象がいいのか?
何を言われても笑っているあなたは本当にいい印象を持たれているのか?
このことを一度よく考えてみる必要があるのではないでしょうか?
だとしたら、方向性を変えてみたほうがいいですよね。
正直な感情を表に出す
笑うのをやめてどうするか、の答えです。
笑うことはいいことですが、怒ることもいいことだし、ブスッとしていることもいいことです。ぜんぶいいことです。
自分の思いのままに、正直な感情を表に出せばいいのです。
しんどい思いをしてまで笑顔でいなくてもいい。
ネガティブな感情もポジティブな感情も、そのまま両方出していいということです。
イヤなことを言われたら、イヤな顔をする。
頭にきたら、ムッとした顔をする。
悲しいときは悲しい顔をする。
感情そのままに感じたことを顔に出すということです。
意味不明な笑顔をやめる
とはいっても、これまで愛想笑い、とりあえず笑いをくりかえしてきた人が、いきなり怒りの表情をしたり、怒りを口にすることは難しいかもしれません。
正直わたしもあんまり自信ないww
だったら、とりあえずは「笑うことをやめる」ことから始めてみてはどうでしょうか。
- あいまいな笑顔はやめる
- 不必要な笑顔はやめる
- 特に、イヤなことを言われて笑うのはなんとしてもやめる。絶対笑わない
これならできそうな気がしませんか?
もちろん面白いときは笑っていいんですよ?楽しいときは思い切り笑ってください。
それ以外の意味不明な笑顔をやめる、ということです。
イメージとしては、そうですね、、、ゴルゴ13なんかはいかがでしょうか?
笑わなさすぎ?まあ、これまで愛想笑いを続けてきた人はゴルゴ13になるくらいのつもりでちょうどいいんじゃないかなと笑
笑わないあなたのスタート
さて、ではいよいよ明日から(あるいは今日から)笑わないあなたのスタートです。
ちょっとドキドキしますよね?
笑わない自分。意味不明な笑顔を作らない自分。
できることなら、頭にきたときにはムッとした顔をする自分。
そんな自分をスタートさせると思うとちょっとドキドキしませんか?
実はわたしも同じです。明日からやってみようと思って。
このブログは読んでくれているあなたと、ともに成長していくことを考えて更新しています。
ということはつまり、この方法はこんなに効果があったよ!といえないというわけで、その点は申し訳ないです。
でも、効果なんて人それぞれですからね。
効果があるかも分からないし、どれくらいで効果が出始めるかも分からない。
だから、これはよさそうだなと思ったものをどんどん紹介しているわけです。
特に今回紹介した『50歳から人生を大逆転』はめちゃめちゃいい本です。
50歳という年代に関する内容は全体の2割もないくらいで、ほとんどはそれ以外の年代の人でもあてはまります。
よかったら、だまされたと思って読んでみてください。
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