スクラッチの基本なら『どすこい!おすもうプログラミング』で決まり!

スクラッチ

 

前回、こちらの本をご紹介しました↓

『親子で学ぶプログラミング超入門』は初心者が読む本としてはとてもおすすめだよ

 

ここでも書いたように、とても読みやすく分かりやすくていい本でした。プログラミングの本を初めて読むという人には本当におすすめです。

 

数日で完読することができ、おかげでもっと『Scratch』のことを知りたくなったので続いて買ったのが今回ご紹介する本です。

 

 

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『どすこい!おすもうプログラミング』の特徴と感想



こちらも『親子で学ぶプログラミング超入門』と同じく、「Scratch(スクラッチ)」を題材にした本です。

 

サブタイトルに『親子で学ぶScratch学習ドリル』と書かれていることからも分かるように、子供でも本を読みながら学べるような内容になっています。

 

簡単にその特徴をお伝えしますね。

 

会話形式になっている

どすこい!おすもうプログラミング
※写真はすべて『どすこい!おすもうプログラミング』を撮影

 

キャラクターの会話形式になっており、「親方」の出す問題を「すもうくん」が解いていきます。

 

どすこい!おすもうプログラミング レビュー

 

とっても素朴なキャラクター♪まわしに「P」ってww

 

 

行間が広く読みやすい

どすこい!おすもうプログラミン

 

こんな感じでとにかく行間が広いです。

 

つめこまれた感じがしないのでゆったりと読めるし、当然――いいのか悪いのかは分からんけど――ページ当たりの文章も少ないので、どんどん読んでいけます。

 

子供にはそれも大切でしょうね。

 

とにかくふりがなとひらがなが多い

どすこい!おすもうプログラミング 子供

 

むずかしいかんじはいっさいつかっていません。

 

しかもほとんどのかんじにはふりがながふってあります。

どすこい!おすもうプログラミング 子供向き

 

英語にもふりがながふってあって、このとおり同じ行に出てくる「Scratch」に両方ともふりがながふってある徹底さ。

 

なので中学生はもちろんのこと、小学校高学年、あるいは3,4年生くらいでも読むことができますね

 

実際にスクリプトを作りながら学べる

どすこい!おすもうプログラミング スクリプト

 

1問1答式で話は進んでいくのですが、その一つ一つで実際にパソコンでスクリプトを見ることができます。

 

なので読者は本を読みながら、「すもうくん」といっしょにその答えを、あーでもない、こーでもない、と実際に組み立てながら考えることができます。

 

当然、間違っていると動きません。

 

でもうまくいって、ちゃんとプログラムどおりに動いてくれたときは子供のように喜べます。

 

だんだんレベルアップしていく

どすこい!おすもうプログラミング 感想

 

すもうですからね、

 

入門

幕下

十両

幕内

三役

横綱

 

とだんだん内容がレベルアップしていきます。それぞれに5~10問ほどの問題。これが少しずつ難しくなっていきます。

 

最初のうちはほんと簡単♪

 

この前に『親子で学ぶプログラミング超入門』を読んでいたので「入門」「幕下」あたりは楽勝でした。

 

よかったのは『親子で学ぶプログラミング超入門』と内容があまりかぶっていないこと。

 

この手の本はとかく内容がかぶりがちで、買ったはいいけどほとんど同じことが書かれてた、なんてことがありがちですが、この2冊に関してはその心配はありません。

 

わりと内容が分かれてます。

 

だから「幕下」あたりの項目でも、「へー、そうなんだ!」と思えることがたくさんありました。

 

ですのでこの2冊の組み合わせはおすすめです。

 

『どすこい!おすもうプログラミング』はけっこう難しい内容が出てくる

 

最初はそういうわけでスイスイと進んでいたのですが、3章目「十両」の最後あたりで突然難しくなりました。

 

あまり内容を書いちゃいけませんが、少しだけ載せさせていただきます。

 

「【十両-9】会話式の質問スクリプト そのポイントとなるのは?」より

どすこおすもうプログラミング

 

これはネコが順に質問をしてくるスクリプトです。

 

具体的には、

どすこい!おすもうプログラミング

 

これに対し「1」か「2」を入力します。ここでは「1」を入力したとしましょう。すると、

どすこい!おすもうプログラミング

 

これに「3」を入力、すると、

スクラッチ

 

ここで「5」を入力、するとネコが答えるわけです。

どすこい!おすもうプログラミング スクラッチ

 

動き自体はどういうことのないものですが、しかしプログラムとしてはここで「変数」というものが登場してきます。入力された数字を「モード」という変数にしている。

 

これが難しい。

 

スクリプトにある「演算」を使うところもここまでとは違います。頭を悩ませます。

 

ここで提示される問題はこれです。

 

最初の質問で3以上の数字が入力された場合に、間違っていることを教えるスクリプトを作る

 

え・・・?

 

 

・・・難っ!!

 

 

答えを見れば、ああなるほど、そうか、とは思うのですが、でもこの時点でそこまでは分からないでしょ!というレベルです。

 

さすがに答えまで載せられないのでヒントとしてスクリプトに必要なブロックだけご紹介しておきます。あとは考えてみてください。

どすこい!おすもうプログラミング

 

 

『どすこい!おすもうプログラミング』は大人が読んでもいい

 

「幕内」くらいになると内容もけっこう手ごわくなり、問題を解くのも時間がかかりますね。

 

すもうと同じくなかなか昇進するのは大変。

 

でも新しいことが分かっていくのは気持ちいいことです。

 

この本を子どもだけに読ませるのはもったいない。大人が読むのにも十分耐えられます。というか頑張らないと分からなくなりそうなレベル(わたしの頭で、ですが)。

 

ぱっと見のいかにも子供向けっぽい表装やページの印象とは読み進めていくうちにどんどん変わってきますから、大人の人がScratchを始める際の教科書にだってピッタリですよ!


 

 

 

 

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