- プログラミングを始めてみたい
- 初心者にも分かりやすい本を読みたい
- でもどんな本を読めばいいのか分からない
と思っているあなたにおすすめの良書をご紹介します。
『親子で学ぶプログラミング超入門』おすすめの理由
タイトルは『親子で学べる』となっていますが、お父さんじゃない人が読んでも全然OK。
むしろ独学のスタートとしては最適の本です。
本の構成は大きく分けると以下のようになっています。
- プログラミングの基本的について
- 『Scratch』の画面でスプライト(ゲームのキャラクターと思えばOK)の動き方を学ぶ
- 実際にゲームを作る
この本のどこがいいのかお話します。
『Scratch(スクラッチ)』を使用していること
『Scratch(スクラッチ)』とはアメリカで開発された子供用プログラミング言語のひとつです。
難解なコードを一切書くことなしにプログラムを作ることができます。
命令別に色分けされたブロックを組み合わせることで、プログラミングができるように工夫されています。
~『親子で学ぶプログラミング超入門』より引用
見てのとおり、カラフルで明るい画面。
指示内容が書かれた「ブロック」が色別に分かれていて、子供でも直感的に分かるようになっています。
組み合わせについては迷うことがあっても、書いてあることが分からない、というスタートからつまずくことにはなりません。
話を聴いているように読める
ところどころに挟まれているマンガも一役買っていることはもちろんですが、文章自体が非常に読みやすい!
プログラミングを始める父子に近所のプログラミングに詳しい人が教えてくれるという構成になっていて、まるでその人が目の前で話してくれているかのように書かれています。
話がちゃんとつながっているため、思考が分断されずに理解しやすいのです。
しかも、最後の章で、実際に本を読みながらゲームをプログラミングしていると、
「あれ?」というところが出てきます。「ここヘンじゃない?」と。
実はちゃんとそのことは想定してあって、続きを読むと、「今こういうことが起こっていますよね?実は〇〇だからです」ととても分かりやすいタイミングで丁寧な解説が加えられます。
これはさすがだなと思いました。自分の感じたとおりのことが解説されると人は安心感を抱きますよね。分かってくれてるんだなと。
こういうことが何度かあり、おかげで大きく頷きながら読み進めることができました。
読みながら手を動かすことでゲームが完成する
3つ目のパートでは、解説に従って順にスプライト(ゲーム内のキャラクターと考えてください。レーザービームやミサイルも含まれます)のプログラミングを行います。
最終的に作るのはこの4つ。
- ネコ(自分)のスプライト
- 星(対戦相手)のスプライト
- ネコのレーザービームのスプライト
- 星のミサイルのスプライト
これらを次のことを考えながら組んでいきます。
- どのスプライトが
- 何をきっかけに
- どんな行動を
- どれくらい行うのか
これがなかなか面白い。
ブロックを組んでいると、なるほど、そういうことで動くのか、そういう仕組みでこうなるのか、ということが分かります。
すべての動きはつながっている、すべてに原因と結果があるということがよく分かります。
Scratchでゲームを作る楽しさ
作るゲーム自体は非常にシンプルなものです。一気にやれば初めての人でも半日もあればできるでしょう。
わたしも最初は本に書いてある通りに作ったあと、今度はキャラクターを変えて作ってみました。
(これはただの写真です。左上に「スコア」と出てますがこれは機能してません)
スプライトはライブラリーから選ぶことができます。背景も同様。自分の撮った写真も使うことができます。
ペイントエディターもあるので自分で描くこともできます。
ここで作るゲームは、どちらかのビームか光線が相手に1度でも当たればゲームエンドになります。
そのときの画像効果もいくつかの種類があります。これは「渦巻き」
これは「ピクセル化」
吹き出しでセリフを入れたり、音楽を鳴らすこともできます。
これらがブロックを組み合わせることで作れるわけです。
あれこれ考えて作るのが楽しい!
(ときにはうまくいかなくて行き詰まることもありますけど)
『親子で学ぶプログラミング超入門』おすすめ!
こういう解説書ってなかなか最後まで読めること少ないですよね?
特にプログラミングの本だとそういう危険性?があります。ただでさえ難しそうだから。
でもこの本はそんなことがありません。
なぜならこのわたしでさえ完読することができたからです。それも4日間で。
何をやるにしろ最初のとっかかりは大事です。
せっかくプログラミングに興味を持って本まで買ったのに、読み終わって(というか途中で読むのを断念することになって)、
「ああ、やっぱりプログラミング、難しいわ」
「なんだかワケ分かんない」
「俺には無理だわ」
ってことになってはもったいないですよね?
でもこの本はそんなことがありません。
読み終わって、
「プログラミング、面白いかも!」
「わたしにもできるかも!」
「もうちょっとくわしく知りたい!」
と思わさせてくれる本です。
- プログラミングを始めたい!
- 手始めに何か本を読みたい!
- でも小難しそうな本はいやだ!
というのなら『親子で学ぶプログラミング超入門』、とってもおすすめです!
ここからいっしょに始めてみましょう!
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