就職活動や転職活動で面接をうけるとき、ほとんどの人は服装に関してはある程度ちゃんとしたものを身につけますよね?
でも、靴はどうですか?靴のことまでちゃんと考えて面接に臨んでいますか?ちょっとヘタレた靴で行ってるなんてことはありませんか?
ここでは、これから企業との面接があるという人に靴の大事な話をします。
どれくらい大事かって言うと、
あなたの面接の結果を左右するもしれないくらい大事な話なのでぜひ読んでみてくださいね。
企業で面接を担当するお客様から聞いたショッキングな話
わたしは元靴の販売員です。そのときに出会ったあるお客様の話をします。
スーツ姿もバッチリ決まった、40~50代くらいのダンディな感じの人でした。気さくな方だったので内向型販売員のわたしでもすぐに親しくなれました。
で、ある日、何度目かの接客のとき、気になっていたことを聞いてみたんです。どんな関係のお仕事ですか?と。
業界については伏せますが、その人自身は経営者側に属していて、採用に関することにも携わっているとのことでした。
「採用、ですか」
「うん、だから学生の面接とかもよくやるんだけどね」
そこから話は面接のことに移っていったんですが、
それは実に驚くべき話でした。
面接官は学生の靴を見ている
そのお客様は言ったんです。「靴って大事なんだよ」
わたしが靴の販売員ということもあってそんな内容の話をしてくれたのだと思いますが、このあと続けられた話はまさに
マジすかっ!?!?
と声をあげたくなるくらいインパクトがある話でした。
その人はこう言ったんです。
「面接が終わって後ろ向いて出ていくとき、必ずその人の靴を見るね」
さあ、ここで思い出してください。あなたの靴は今どんな状態ですか?
「でさ、靴って長く履いてるとかかとの外側がすり減ってくるじゃない?」
分かりますか、この状態?
歩き方のクセにもよりますが、だいたいかかとの外側がすり減ることが多いですよね?駅で前を歩いている人の足を見ると分かります。中にはごっそりすり減っている人もいます。
そういう人ってそんなに気にしないんですよね。あまりにもすり減ったら次の靴を買えばいいやくらいに思っているのでしょう。
でも、それはあまりいい判断ではないということが、このお客様が続けた話で分かります。
「そんな靴を履いている人はさ、どこかルーズなところがあるんだよ」
「上をいくらビシッと決めていてもさ、かかとがすり減った靴を履いてるのはやっぱりどこかルーズなところがあるってことなんだよ」
どうです?あなたの靴はかかとがすり減っていませんか?もしそうだとしたら
あなたにはルーズなところがあると思われる!!
自分ではそんなことないと思っていても、面接をする人にはそうは思われません。合否を決めるのは面接官なんです。
で、極めつけがこれ!このあとのセリフ!
倒れますよ、マジで。ホント、ホラーですから。
「だから靴のかかとがすり減っている人はたいてい落とすね」
ギャ—————ッ!!!
こ、これがホラーでなくていったい何か!?!?
いくら上半身をアルマーニのスーツで決めようとも、いくらエルメスのネクタイでVゾーンを演出しようとも、いくら面接で華麗な受け答えをしようとも、
靴のかかとがすり減っていたらアウト!!
後日、その会社からは「残念ながらご縁がなく・・・」という無慈悲なメールが送られてくる。
何か大きな失敗をしたわけではない。失態を演じてしまったわけでもない。
靴のかかとが、ただ靴のかかとがすり減っていただけで面接の合否が変わる。もっといえば、靴のかかとがすり減っているだけで人生が変わっていくんです。
かかとがすり減るっていったって1㎝もすり減ることなんてあまりないからわずか5㎜くらいのことですよ?
そんなところを見ているのか・・・と驚いているわたしにそのお客様は続けました。
「靴を見てるのって僕だけじゃないと思うよ。みんなけっこう靴を見てる」
ここまではっきり言われたら、もう何をすべきかは明らかですよね?今あなたが持っている靴のかかとがどれもすり減っているというのなら、
すぐに靴屋に行きましょう!!
面接にはきちんとした靴でのぞむべし
もし数日後に面接を控えているあなたがかかとがすり減った靴しか持っていないのであれば、やるべきことはただひとつ。
靴を買ってきましょう。
悩むことはありません。とにかく靴を新しいものに買い替えるのです。
だってたったそれだけのことで面接の結果が変わってくるかもしれないんですよ?
せっかくアルマーニで決めているのに靴のかかとで落ちてしまったらどうするんですか!5㎜のすりへりで落ちてしまったらもったいないじゃないですか!
何も高い靴を履けと言ってるんじゃありません。
安くてもいいんです。要はその靴がきちんと手入れされていて、かかともしっかり残っていること。
そういう靴で面接にのぞみましょう。
でないと、面接が終わったら、面接官のほうを向いたまま、バックで下がっていかなきゃならなくなりますよ。もうギャグの世界ww
役員面接では靴を見る人がふえる?
というわけで相当脅しちゃったかもしれませんが、もちろんすべての面接官がそうだとは言いません。
このお客様の場合も自分自身が靴が好きだから、普通の人以上に相手の靴が気になるというところはあるでしょう。
そもそも靴に興味のない人はそこまで見ないでしょうからね。むしろそういう人のほうが多いでしょう。靴なんか見ない面接官のほうが多いのかもしれません。
でも、
あなたが今度出会う面接官が靴好きの人ではないとはかぎらない。
分かりませんよね、そんなこと。
で、これはわたしの推測ですが、
面接のステージが上がるほど靴を見られる可能性が高くなる
というのはあると思います。
ステージというのはつまり面接官の役職。
面接が何度かある場合、回を追うごとに役職の高い人の面接になりますよね?最後のほうは役員面接になったり。あるいはヘッドハントとかだと最初からそういう人との面談になるのかもしれません。
この役員面接では靴好きな人が現れてくる可能性が高くなると思うんです。
だって役員ですからね。お金に余裕がある。そういう人は靴にお金を出すんです。いい靴を履くようになるんです。
そうすると必然、まわりの人の靴に目が行くようになります。靴好きな人はまわりの人の靴を100%見ています。
となれば、面接のとき、相手の靴を見るのは火を見るよりも明らか、ですよね?
そんな人が——決して多くはないとはいえ——今度のあなたの面接で目の前に現れる、という可能性はゼロではありません。
靴をちゃんと手入れして面接にのぞもう
またまた脅すみたいで悪いんですがこんな状況を想像してみてください。あなたが面接の結果、当落線上になった場合、あるいは残った2人のどちらを採用するか?となった場合。
そういう状況もあり得ますよね?あの2人、甲乙つけがたいけどどうする?ってこと。2人とも面接の受け答えは同じような結果だったけど採用枠は1つという状況。
どっちか1人を選ばなきゃならない―――
そんなとき、ひょっとしたら、
靴で結果が分かれる
ということだってあるかもしれません。
そういえばあっちは靴のかかとがすり減ってたな、・・・なんて思われて。じゃあ、ちゃんとした靴を履いていたこっちにしようか。
・・・なんてこともないとは言い切れませんよね?少ないとは思いますが絶対にないとは言い切れない。だって実際そういうことを言っていた人がいるんですから。
だからそんなことにならないためにも、
- 靴はきちんと手入れしておく
- かかとのすり減っていない靴を履いていく
これは実行しましょう。
それが必ずプラスの結果をもたらすとはいえないけど、少なくともマイナスにはならない。ささやかな武器にはなるはずです。
今、靴のかかとがすり減っているというなら、とりあえずは
靴屋へGO!
靴の修理屋さんではかかと交換もやってますけどね、だいたい3~4千円くらい。ただ交換ができる靴とできない靴があることと、時間がかかることがあるから日程に余裕がないとダメです。
急いでいるなら買っちゃったほうがいいですよ。どうせ靴はこの先も使うんだから。
靴はあくまで補助的なもの
ということで、なんだか脅しめいた内容になってしまったかもしれませんが、ただ、ここで勘違いしないでほしいのは、
ちゃんとした靴を履いていたら必ず面接に通るというわけではありません。
当たり前ですよね。もしそうだったら誰でも靴買います。それで誰でも面接に通ります。
そういう話じゃありません。接の主役はもちろんあなた。靴はあくまでわき役です。だから、
わざわざ新しい靴買ったのに面接で落とされちゃったじゃないか、どうしてくれるんだ、このやろう!!
なんて言われても責任は負えませんのでくれぐれもその点ご理解くださいませ。
ただ、そうはいってもこれは実話です。
お客様のセリフも細部で違っているところはあるかもしれませんが、基本的には言われたことをそのまま書いています。
本当にすごくインパクトのある話でした。靴って大事なんだなとあらためて思いました。
なのでこれから面接を受けるという人、ぜひ自分の靴を見直してください。
もしかかとがすり減っているようであれば、悪いことは言いません、新しい靴を用意したほうが賢明です。
少なくとも靴で損をしないよう、自信をもって面接にのぞんでください。
ご健闘を祈ります。
どんな靴がいいのか知りたい人はこちらも読んでみてください。
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