- 今の仕事は自分に向いてない
- なぜ向いてないんだろう?
- どこが向いてないんだろう?
そんな思いを抱えているあなたへ。
この記事を一度読んでみてください。
note「山の上のパン屋に人が集まるわけ」
ここでは「向いてないことを仕事にすること」について平田さんの考えが言いあらわされています。
同じように悩んでいるのであれば今回の記事と合わせて読んでみてください。
人には得意不得意があるということ
事業が軌道に乗っていく中で、平田さんはある悩みを抱えます。それが「人をうまく雇用できない」ということでした。
平田さんと同じような器用で物覚えのいいタイプの人は残るものの、それ以外の人が定着しない。
性格に問題がなくても、技術を習得できないため、どうしても仕事上でうまくやることができずお互いストレスになり、辞めてしまうということが続いたのでした。
~note「山の上のパン屋に人が集まるわけ」より引用、以下同じ
そして平田さんはあることに気づきます。
この時に、気がついたことがあります。自分のやらせたい仕事は、人のやりたい仕事とは違うということです。
人には得意不得意があって、やりたいこととやらせたいことはほとんど一致していない。
このことに気がついた時に、今までうまく行かなかった理由がわかりました。適材適所ができていなかった。一律にやらせたい仕事をやらせようとした自分が悪かった。
読んでハッとしました。
これはあくまで平田さんの経営者としての立場からの視線です。
でも裏を返せば、雇われる人の立場からにしても同じことが言えるじゃないかと。そう言いかえたのがこれです。
「向いてない」と感じる一番の原因はこれではないでしょうか?
仕事に向いてないというと甘いと言われる
Sandeep HandaによるPixabayからの画像
「向いてない仕事を続けていいのか?」
このことについてブログの中で何度も考えてきました。
そういう悩みを抱えている人は多いし、何よりも自分自身が強烈にそれを感じていたからです。
だから「向いてない仕事を続けるのはやめよう」と訴えてきたのですが、ただ、「向いてない」という言葉の中にどこか曖昧なところ、弱さのようなもの、後ろめたい感じを持っていたのも事実。
その原因の一つはこれでしょう。
「仕事に向いてない」
↓
「甘いんだよ」
「向いてる仕事なんてない」
「向いてないことを頑張るのが仕事」
「仕事が向いてない」というとまちがいなく言われるのがこれ。
「向いてない」 = 甘え、逃げ
だから誰もが「向いてない」と思うこと自体に後ろめたさを感じてしまう。こんなことを考える自分は弱いんじゃないかと思ってしまうのです。
向いてない仕事とは不得意なこと
でも、この平田さんの記事を読んで明確に分かったことがあります。
向いてない仕事とは不得意なこと
人には得意不得意があって、やりたいこととやらせたいことは殆ど一致していない。
経営者でありながらこのことに真に気づいた平田さんはさすがです。その立場にいると分からないですよね、こういうこと。
あなたが「向いてない」と感じるのはそれは「不得意なこと」をやっているから。
あらためて考えてみましょう。
- あなたのやっている仕事はあなたの得意なことですか?
- あなたのメインとなる業務はあなたが得意とすることですか?
- その仕事で必要になる資質はあなたが得意なことですか?
不得意なことでは成果もモチベーションも上がらない
「向いてない」じゃなく「不得意」。
「向いてない」だとどこかあいまいですが、これだとはっきり分かりますよね?
不得意なことをやって成果が上がりますか?モチベーションが上がりますか?
無理してやっているから成果も出ないし、モチベーションも上がらず、つらいことになっていくのです。
で、「向いてない」のでは?と悩む。
悩みつつ、でも、それは逃げなんじゃないか、甘えなんじゃないかと真面目なあなたは考えてしまうんです。
そうではなく、
あなたは今の仕事に「向いてない」んじゃなく、「不得意」なことをやっているんです。
それは断じて逃げや甘えなんかじゃありません。
向いている仕事とはつまり得意なこと
「向いている仕事を探す」と言うとたいてい「そんな仕事はない」と言われます。これは「向いている」の言葉の曖昧さからそう結論づけられてしまうと考えることもできます。
でもこうだったらどうでしょう?
「得意な仕事を探す」
「得意を生かせる仕事を探す」
こっちのほうが説得力がある。そう思いませんか?
得意なことなら力を発揮できる
人によって得意不得意は違います。
賑やかなところで多くの人の中で働くのが好きという人もいれば、静かなところでひとり静かに働くのが好きという人もいるでしょう。
人と話をするのが好きという人もいれば苦手な人もいます。接客は好きだけど、単調な作業は苦手という人もいます。
でも、これらの人々が特に適性を考えられることもなく同じような仕事をさせられるのが会社という組織なのです。
このことに気がついた時に、今までうまくいかなかった理由がわかりました。適材適所ができていなかった。一律にやらせたい仕事をやらせようとした自分が悪かった。
これは雇われる側にしても同じです。
平田さんが経営者の立場からそのことを修正していったように、雇われる立場のあなたも「適材適所」になれる仕事をしましょう。
向いてない仕事より得意なことを仕事にしよう
Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
あなたが悩んでいる「向いてない」というのはつまり「不得意である」ということです。
だから成果が上がらない。モチベーションが上がらない。そして会社に行くのが辛くなる。
そりゃ不得意なことをやっていれば当たり前です。誰だってそうです。
甘えだ、逃げだという意見を気にする必要はありません。そういう人はきっと、自分でも仕事が向いてるとは思ってないけれど、その仕事が決して不得意ではないからそう言えるのでしょう。
得意ではないけれどそこそこはできる。向いてないかもしれないけどそこそこはできるから、同じように「向いてない」という人も自分と同じだろうと考えて、それは逃げだ、甘えだと言うのです。
でも悩んでいるあなたは「不得意」なんです。そこそこできる、わけじゃないんです。根本的に違う。だから仕事をしていても辛いんですよね?
タイプが違う人の意見に左右される必要はありません。あなたは得意なことを仕事にしてください。
「向いている仕事」ではなく「得意な仕事」「得意を生かせる仕事」です。
あなたが今の仕事に迷いがある、これから仕事を探そうとしている、というのなら、ぜひこの「得意なこと」をキーワードにしてみて探してみてください。
ヒントはきっとそこにかくされています。
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