- 毎日、もう辞めたいと思いながら働いている
- この状態を続けていていいのだろうか
- これから先どうしたらいいんだろう?
辞めたいと思いながら働くことほどつらいことはないですよね。仕事に行くのがいやなのはもちろん、職場にいても泣きたい気持ちになる。
いつまでこんな日が続くんだろう?いつまでこんな気持ちで働かなきゃならないんだろう?
気がつくとため息、、、
ここでは、辞めたいと思いながら働いていくと将来どういうことが起こるか、自分の経験からお話しします。
あなたが何かを感じるヒントになれば幸いです。
辞めたいと思いながら働くことが後悔を招く理由
辞めたいと思いながら働くことがなぜ将来に後悔を招くのか、その理由について説明します。
仕事で成果を出せない
辞めたいと思いながら働いていると、前向きな気持ちになれないですよね。
何をするにも受け身、逃げ腰、面倒な仕事はできれば避けたい、そんなふうに思ってしまうのではないでしょうか。
「辞めたい」で思考が固まっているので考えることができなくなってしまうのです。考えることができなくなったら、成果を出すことなどできません。
ずっと同じ状態が続く
辞めたいと思いながら働いているかぎり、ずっと同じ状況が続きます。来月はもちろん、来年も再来年もたぶん同じです。
でもそれはすでに危険な兆候です。
20代30代ならまだ将来に対する可能性がじゅうぶんにあるので来年が同じでもしょうがないか、と思ってしまうのも分かりますが、
しかし、その可能性はあるときを境にとつぜん「閉じて」いきます。
40代に入るころからその扉は少しづつ閉じだし、40代後半で狭くなり、50をこえると向こう側がわずかに見えるだけになります(自分がそうだから完全に閉じたとは言いたくない)。
「やめたいと思いながら働く」というのは今だけのことではなく、これから先ずっと続いていくものなのです。
自己肯定感が下がっていく
辞めたいと思いながら働き続け、しかも自分の可能性が閉じていくと、自己肯定感はどんどん下がっていきます。
- 自分にはできることがないのか
- こんな人生でいいのか
- この先どうなってしまうのか
人にはまわりから認められたいという欲望がありますからそれが満たされないと人生から喜び、充足感がなくなっていきます。
他に打ち込めることがあるならいざしらず、仕事が生活のほとんどを占めている場合は深刻です。
将来になって後悔します
もしあなたが、50歳をすぎてなおこの状態だったらどうしますか?
50代というそろそろ仕事の総決算ともいえる年代になっていまだに
辞めたい・・・
と思っていたら、あなたはいったいどんな気持ちになるでしょうか?
たぶん、とてつもない後悔におそわれるはずです。これを取り返しのつかないこと、というのです。
そんな未来のためにあなたは働いていくのでしょうか?そんな未来をつくるためにあなたはいやな仕事を明日も耐えていくのでしょうか?
仕事を続けるのか辞めるのか考える
結局、この問題はすごくシンプルです。このどちらかしかありません。
- 今の仕事を続ける
- 他の仕事にうつる
それぞれの場合について、具体的にどんな方法があるのか考えてみます。
今の仕事を続ける場合
今の仕事を続ける場合、できることは2つです。
- 自分にムチを入れ、前向きに取り組む
- 割り切って仕事以外のことに注力する
自分にムチを入れ、前向きに取り組む
おそらくほとんどの方は、これをやってきたけどやっぱりだめで今がある、という状態だと思います。
毎日辞めたいと思っているのに、もうムチすら入れる気力もない・・・そんな人に提案するのは酷ともいえます。
でも、続けていくという選択をするのなら、方法はこれか、あるいは次の方法しかないのです。
仕事は食べるためと割り切り、仕事以外のことに打ち込む
仕事以外のことというのは自分の好きなこと、やりたいことです。それにとことん打ち込んでみる。
これは、辞めたいという気持ちを変えるためではなく、あなたが楽しいと感じられる時間をふやすためです。イヤなことを忘れられる時間をつくるためです。
辞めたいと思いながら日々を過ごしているとしだいに自分自身がむしばまれていきます。気がつくと昔より笑顔が少なくなっていたり。
それは枯れた人生への助走になりかねません。50歳をこえて枯れた人にならないためにも、仕事以外の自分の好きなことをやるのです。
「仕事辞めたい」「仕事つらい」で自分を100%埋めてしまうのではなく、その中の30%でも20%でも喜びを感じられることを作っていこうというのです。
自分を取り戻すためにも。
好きなことが仕事に好影響を与えることも
好きなことに打ち込むことで仕事に好影響が出てくることもあります。
営業部のAさんは以前はそれほど成績もよくなく、売上もそれほど目立ちませんでした。
ところがいつからかAさんは好きなスポーツに打ち込むようになり、そのスポーツで好成績をあげられるようになると、不思議なことに営業の数字もよくなってきたのです。
それまで10年以上にわたりとりたてて変化のなかったAさんが変わったのはやはり好きなことに打ち込んで、それで結果が出たことが、営業にもいい影響を与えたのだといえるでしょう。
他の仕事にうつる場合
他の仕事に移る場合、方法は2つですね。
- 異動する
- 転職する
異動するための方法
社内で他の部署に異動するための方法は2つです。
- 会社に異動の希望を出す
- 上司に異動の相談をする
会社に異動の希望を出す
勤務する会社に異動の希望申告書(自己申告書)のようなものがあればそれを使って異動の希望を出します。
ただ、必ずしも希望の部署へ異動できるか分からないことにくわえ、希望が通るのに何年かかるか分からないという問題もあります。
そもそも申告書なんてない、という場合は会社に希望を出すことすらできなくなりますね。
異動を上司に相談する
会社への申告ができないというのであれば、あとは上司に相談するしかありません。
といっても・・・難しいですよね、上司にそんなことを言うのは。わたしも何度かヒドイ目にあいました。
上司にそんなこと言えないし、会社に申告書なんてない・・・となったら、あとはあきらめて今の仕事を続けるか、あるいは外に出るしかない、のです。
転職するための方法
外に出る、というのは転職するということです。
転職を考えるにあたっては整理して考えておくべきことがあります。
- 今の仕事の何がいやなのか
- 今の仕事のどの部分なら比較的自分でもできるのか
- どんな仕事なら今よりもできそうなのか
人間関係が理由の場合は別にして、そうでない場合はこれらのポイントをしっかりと整理しておいたほうがいいでしょう。
特に、「できそうなこと」は転職を考える上でも大事なことなので、もし自分のできそうなことが分からない、自信がないというのであれば、一度、自己診断テストで自分の適性を調べてみるのはいかがでしょうか。
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まとめ
わたしが伝えたいことはひとつです。
「辞めたいと思いながら働く」はずっと続く
何回でも言いますが、20代30代のときはこの深刻さが分かりません。だってピンと来ないでしょうから。
でも取り返しのつかないときになってわかるのです。本当はそのままにしちゃいけなかったんだと。
できることは2つです。
仕事は生活の糧を得るためと割り切って自分の好きなことに没頭する。
あるいは
他の仕事に移る。
このどちらかです。
どうか後悔のない選択をしてください。
さいごに、これはわたしの所感ですが、、、
「辞めたい」のであれば、その気持ちを尊重してあげていいんじゃないかと思います。5年後にまだ同じ状態でいることを避けるためにも。
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