- 気が弱いのを直したい
- 強くなりたい
- せめて人並みくらいの強さを持ちたい
「気が弱い」ってイヤですよね。気が弱いといろいろとイヤなことがありますからね。
なんで自分は気が弱く生まれたんだろう?なんでいつまでたっても弱いままなんだろう?って思ってしまいますよね。せめて人並みに生まれたかったって。
なんとかして気が弱いのを直したい。その気持ちは痛いほどよく分かります。
ここでは、そんなあなたに(実行可能かどうかは別として)どうしたら少しでも強くなれるかを、わたしのささやかな体験からお話します。
特に変わったことを言うわけではありません。ごくありきたりの話です。ありきたりなだけに、いつになっても普遍の話だと思うのでちょっとだけ時間を割いて読んでみてください。
気が弱いのを直したいのなら格闘技
ちょっと極論になるので話半分で聞いてください。
もし可能であれば格闘技をやってみてください。
空手、拳法、柔道、ボクシング、何でもいいです。
え~っ?いきなりそんなのできるわけない!と思いました?
たしかに格闘技を始めるのってバーが高いかもしれません。でも、何のスポーツを始めるにしてもそれは同じですよね?
そしてやっぱり古今東西、強くなるには格闘技なんです。
たとえばこの漫画。
漫画好きなら知らない人はいないと思います。もう数十年も続いているロングセラーですね。
今はとにかく強い主人公の幕の内一歩くんですが、1巻の最初はいじめられっ子でした。それがボクシングと出会うことによりグングンと強くなっていくという、誰もがうらやむゴールデンストーリー。
1巻と今では顔も違ってきていますw なんたってチャンピオンですからね。
元いじめられっ子がチャンピオンなんて、こんなことあるわけないと冷静に考えれば分かりますが、でも、強さのレベルを別にすればこの話はまったくの的外れじゃないんです。
なぜなら、
格闘技を続ければ確実に強くなるから。
格闘技はボディコンタクトが激しいがそれが強みになる
やってみると分かりますが、格闘技は他の人との肉体的な接触が多いです。これは当然な話で、そもそも自分の身体で相手を倒すための技術なのですからね。
痛い思いも当然します。でも野球だってサッカーだって痛いことはありますよね。
格闘技はそれがもうちょっと多いかなというくらい。でも集中してやっていれば意外に大きなケガはしないものです。
で、このボディコンタクトを何度も練習でくりかえすうちに、「人に対する耐性」のようなものがついてくるんです。
このあたり感覚的なものなのでうまく説明ができないのですが、「人とぶつかることが平気になる」といえばいいでしょうか。
今のあなたはどうですか?人とぶつかることが平気ですか?たぶん、あんまり得意じゃないですよね?できれば避けたいですよね?
それは自分の肉体に自信がないのと同時に、人の身体に接触することに慣れていないからです。
これが格闘技をすることであまり気にならなくなってくる。
「気が弱い」のを直すための第一歩になりうるのです。
おとなしかった自分がちょっと自信を持てた20代【経験談】
ここで少しだけ自分の話をします。
わたしは自他ともに認める「おとなしい子供」でした。
身体も小さく、運動も苦手、気が弱く言い返すことができないのでよくいやな目にあってました。
小学生のころ、家からちょっと離れたところに遊びに行ったとき、別の小学校の子供にからまれ、腕をねじあげられて泣いた記憶がありますw
そんなタイプですから中学、高校では、とにかく目立たないように目立たないように毎日を過ごしていました。おかげで暗い3年間だったですww
強くなるために格闘技のクラブに入部
で、大学生になったとき、思い切って某拳法部に入部したのです。とにかく弱い自分とおさらばしたかった。
モヤシ男のわたしには練習はきつかった・・・。1年生の夏合宿では脱水症状を起こしてあやうく救急車を呼ばれそうになりました。
そんな自分でもまわりの人と同じように接してもらえたのでなんとか続けることができたわけです。
で、じゃあどれだけ強くなれたのかというと、
大して強くはなれなかった——
先輩はもちろん、同期、後輩とくらべても自分は弱かった。もともと気持ちが弱いのですから戦うということに向いてなく、結果としてまわりの人たちを上回るほど強くなることはできなかったのです。
え?おいおい、それじゃ話が違うよ。さっきの話はどこ行った?って思いますよね。
自分の中の比較で強くなったことを感じられる
どういうことかというと、
メンバーの中では相対的に弱くても、
「格闘技をやらなかった自分」と比べると、「格闘技をやってきた自分」は明らかに強くなったということは分かるからです。
つまり自分の中での比較ですね。
クソ弱かった自分が、格闘技を続けることで、やらなかった自分に比べると強くなったというのはさすがに感じることができたのです。
それが続けたことの財産といえば財産でした。もちろんクラブ内でつらい思いをしたこともあるにしても、残ったものはたしかにあったのです。
そのおかげもあり、20代の頃はこんなふうに思っていました。いやなやつがいても、
”こいつとケンカになっても、勝てるかどうかはわからないけど、少なくとも戦うことはできるよな”と。
何もできずに負けるだけ、ということにはならないぞと思うことができた。
今思えば若さゆえの勘違いだったかもですが、でもそう思えることは大事ですよね?
幸か不幸か、その後一度も実際にケンカすることはなく、オッサンになったいまじゃ何かあったら一目散に逃げますが、当時はこれくらいの自信を持つことはできたわけです。
これは格闘技をやることなしには絶対に手に入らなかった感情です。
格闘技はどこでやるのがいいの?
格闘技をやるといってもいったいどこでやればいいの?という疑問がありますよね。
わたしはたまたまクラブ活動という形で始めることができましたが、これはタイミングもありますし誰でもできるわけではありません。とちゅうからじゃ入りにくいということもあるでしょう。
ということを考えると、やはりジムや教室、道場に通うのがいいのかなと。
ジムや教室のいいところは面倒くさい制約がないところ。基本はお金で成り立っている関係ですから自分の意思で何でも決められます。
これが学校のクラブとかだとそうはいきません。実はわたしも2年目に猛烈にやめたくなって、でも先輩に強く止められたという経験がありました。
それについては関係がないので触れませんが、でもわずらわしいことはできればないほうがいいですよね。そう考えるとお金を払って教えてもらうジムがいいと感じます。
「自分のような初心者が行っちゃ迷惑なんじゃ?」なんて思う必要はまったくなし。むしろジム経営にとっては初心者こそありがたい存在です。なのでバンバン行っちゃいましょう。
いやになったらやめていい
で当然、お金を払って通ってるわけですから、いやになったらやめていいんです。
ジムにも合う合わないがあるかもしれないので、ここはちょっと合わないなと感じたらさっさとやめてしまいましょう。そんなところでガマンする必要はまったくないので気にする必要なし。
そして別のところを探しましょう。そのうちに合う場所が見つかります。
ケガはつきものなので自己責任で
ただし、格闘技にケガはつきものです。わたしも足の指を骨折したことがあります。
また、K空手とかメチャメチャハードなところもあるのでそのあたりは注意してください。
ケガのことも含め、始めるにあたっては自己責任でお願いします。
格闘技を続ければ何かが変わる
続ければ何かが変わる。
決してチャンピオンにはなれないにしても、ケンカが強くはなれないにしても、気持ちの上でちょっとした変化が起こるはずです。
たとえば、今まで100気になっていたことが80ですむとか。
心配性のレベルが100から70に下がるとか。
ちょっとだけ自分に自信が持てるとか。
格闘技を続けていけば何かしらの変化があるはずです。10代20代ならまだまだいくらでも鍛えられますからやりがいはあります。
と言いつつも・・・
わたしも何が何でも格闘技を始めましょうというつもりはありません。好き嫌いもあるでしょうし、そもそもかなり極端な話なのでそのあたりは自分なりに解釈してください。
ジムで身体を鍛えるのでもいいと思います。
幸いなことに、気が弱いのを直す方法は確立されていなくても、身体を鍛える方法は世の中にいくらでもあります。
身体を鍛えるのは効果が出やすいので、あなたに合った方法を試してみてください。
それによって少しでも楽しく毎日が過ごせますように。
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