- おとなしい自分が嫌い
- おとなしい自分のことが好きじゃない
- 自分を好きになれないから幸せになれない
おとなしいと生きていく上でいろいろとつらいこと、しんどいことがありますよね。
今日もあなたは、いやなことをがまんしてやっと1日が終わったのかもしれません。
本当におつかれさま。がんばった自分をほめてあげてくださいね。
まちがっても、自分がやったこと、言ったことを蒸し返して自分を責めたりしないようにしてください。
でも、つい思い出してしまって・・・というのなら、今回紹介するエクササイズをとりあえず何も考えずに試してみてください。
おとなしい人は自己否定してしまう
おとなしい人は自分の性格を認めてあげることができません。
いや、認めるどころか、
いやでしょうがない。
おとなしいことを自分の性格の中でもっとも触れられたくないものとして扱い、どうにかして捨て去ってしまいたいと考えているのです。
おとなしいと自分を責めることが多くなる
おとなしい人はあれこれ考えすぎる傾向があります。
- こんなこと言ったらヘンに思われるんじゃないか?
- こんなことやったらバカだと思われるんじゃないか?
- こんな態度じゃ気が弱いと悟られてしまうんじゃないか?
そうやっていちいち自分の言動にブレーキをかけてしまいます。
ブレーキをかけるだけではなく、あとから思い悩むこともしょっちゅう。
- あんなこと言わなきゃよかった
- どうしてあんな行動をとってしまったのだろう
- いやなのになぜいやといえなかったのだろう
- なんで自分はいつもそうなんだろう
- (以下、エンドレス・・・)
あとになってから、ひたすら自分の言動を責めてしまうのです。
この、自分を責めることこそが、自己肯定感を下げる大きな要因になっているのです。
自分を責めることをやめる
まずは自分を責めることをやめないかぎりは自己肯定感を高めることはできません。
そうして自分を責めているかぎりは自分を肯定することはできません。
だからまずはこのダメ出しをやめること。
クセになってしまっている、「自分を責める」をやめること。
自分を責めることをやめるための『Mパワー・マーチ』
おとなしい自分を好きになれと言われてもそんな簡単にできませんよね。できるのならやってるし。
それならせめて自己肯定感を下げる一因となっている『自分を責める』をやめることから始めてみては?というのが今回の提案です。
そのための方法がこれから紹介する『Mパワー・マーチ』です。
『Mパワー・マーチ』とは?
最初に言ってしまうと、この本に書いてあったものです。
『The Secret』にも登場するマーシー・シャイモフさんの本を脳科学者の茂木健一郎さんが訳したもの。もうずいぶん前の本です。
詳細は省きますが、この本の2章「簡単で効果抜群の脳の『大そうじ』!」にこんな一節があります。
「すべて出来の悪い自分がいけないのだ」と落ち込んだり、他人からバカにされたと感じたり、自分のしたこと(しなかったこと)に罪悪感を覚えたとき、人は心の奥の羞恥心を抑えたり覆い隠そうとしたりしますが、それは多くのエネルギーを消費し、幸せを奪っていきます。
(中略)
~すんだことをいつまでも後悔しているのではありませんか。そんなことに多くの時間を費やしていては、幸せを感じる余裕が生まれるはずはありません。
また人は時に、自分が受けた仕打ちからではなく、自分がとった行動に後悔や罪の意識を感じ、自分に自信がなくなる場合があります。
「あんなひどいことをしてしまったお前に、幸せになる権利はないぞ」と、自分自身にしつこく言い聞かせてしまうのです。これでは気持ちよく過ごせるはずがありません。
そのまま抜粋したものですが、これ、読んでドキッとしませんでしたか?
ふつうの(といっていいか分かりませんがとりあえず)人はしないのに、おとなしい人がしてしまうのがこれです。後悔ばっかり。悔やんでばっかり。
これをやめようということです。
そのために紹介されるのが「心のモヤモヤをとり除く『Mパワー・マーチ』」。Mというのは外国の指圧療法士の名前からとったものだそうです。
古代から何千年もの間、人の体内には「エネルギーの通り道」があると考えられてきましたが、エネルギー心理学のエクササイズは、その通り道から「邪悪なものをとりのぞく作用」があります。
『Mパワー・マーチ』やり方
ではさっそくやり方を見てみましょう。
(10年以上前に出た本でもあり、今回の記事の肝心の部分でもあるのでそのまま載せさせていただきます)
- まっすぐ立って、リラックス。
- 左足を大きく前に踏み出し(両足ともつま先は前を向く)、右足のかかとが床に残る程度に左ひざを曲げる。
- 右腕を斜め上45度に伸ばし、左腕は同じ角度で後ろへ。
- 顔を右腕のほうへ向け、あごを上げる。目を閉じて、身体を伸ばす。
- 後悔したり恥ずかしいと思ったり罪悪感を感じたりしたことを思い出す。深く息を吸ってそのまま5~10秒自分を許すことに集中。
- 息を吐いてリラックスし、左右を逆にして同じ動作を行う。
これを3セット繰り返す。
どうですか?簡単ですよね?
このエクササイズが今や多くのセラピストや医師によって広く実践されているのは、脳内の古い心の傷や後悔といった潜在意識を消すことができ、自分を素直に認められる効果がとても高いからです。
あなたにとって大切なのこれです。
『パワーマーチ』をやったら売上が上がった!?
わたしがこの本を買ったのは今から15年以上前、営業をやっていたころのことです。
当時は30代前半。ちょうどパワハラ上司の下で働いていて、数字の悪いわたしは毎日のように机の前に立たされ、言葉でグサグサと心と身体を切り刻まれていました。もう会社へ行くのがいやでしょうがなかった。
関連記事:「パワハラがつらいときは辞めるべき。ウンコ上司に人生を食い荒らされるな!」
もともと営業が向いてないということにくわえ、優柔不断で判断力に劣るわたしは、日常の仕事の中でもあれこれ迷うことが多く、お客様に言ったあとでも、”ああ、あんなこと言わなきゃよかった”と後悔してばかりいました。
やる前に悩み、やってから後悔する。そんな思考でいい結果が出るわけはありません。
そして『Mパワー・マーチ』をその日から始めてみたのです。
こんなポーズを真面目にやっている自分にちょっと照れを感じつつ、でも心の中から後悔や自分を責める気持ちが消えていくことを意識しながらやりました。
もう毎日のようにやっていましたね。仕事に関することだけでなく、日常生活において後悔や罪悪感を感じたときもです。
そうしたら、
不思議なことに、
売上が上がってきたのです。
ウソじゃありません。本当に『Mパワー・マーチ』をやり始めてからほどなくして、営業の数字がよくなってきたのです。
タイミングがあまりにもぴったりだったので、
うわ、これ効いたのかも
と思ったことを覚えています。
□ □
もっとも実際のところは分かりません。効いたのかどうか?
だからこのときはたまたま長いトンネルから抜け出すときと、『Mパワー・マーチ』を始めた時期が重なっていただけなのかもしれません。偶然だったのかもしれません。
だから、当たり前ですが、誰にでも効果があるとはいえません。そりゃそうですよね。だったらみんなやるでしょう。
でもやってみる価値はある。
自分を許してあげて自己肯定感を高めよう
自分が嫌い、好きになれないという気持ちはつらいものです。誰だって好きこのんでそんな気持ちになるわけではありません。
他の人には決して理解できない感情なので、本人だけが抱え込むことになってしまい、どんどん深みにはまっていきます。
でも、このつらい思いにスポットライトを浴びせているだけでは事態は好転しません。それどころか逆にますます暗く、閉ざされた思いになっていってしまいます。
どこかで気持ちの向き、考え方の向きを変えない限り、ずっと同じ状態が続くでしょう。
そんなこと望んでませんよね?
だったら変えていきましょう!自分を好きになれるようにしていきましょう!
必要なのは自分を許してあげること。自分のしたことを認めてあげること。
そのためにはこんな方法に頼ってみてもいいじゃありませんか。『Mパワー・マーチ』やってみたっていいじゃありませんか。お金も時間もかかりません。
誰がこんな子供だましを・・・なんて考えるのは自由ですが、でもそれでは何も変わりません。自分が嫌いである今日と同じ明日が来るだけです。
もしあなたが心から「自分を変えたい」「自分を好きになりたい」と思うのなら、1人で思い悩んでいるより、どんな方法であれ行動する方がよほど有意義です。
だからまずはやってみてください!「Mパワーマーチ」、まずは心を真っ白にして試してみてください!
・・・ただ、これ、見られるとちょっとばかしはずかしいんですよねww
いっしょに住んでいる人がいるなら部屋のドアを閉めて、見られないところでやることをおすすめしますww
2020年5月追記:「中田敦彦のYoutube大学」~自己肯定感編
この動画、すごく分かりやすくてよいです。見る価値ありなのでぜひ。
ちなみにこの動画はこちらの本をもとにした内容です。わたしも買ってみました。
kindle版を購入しましたがこの本は紙のほうがいいですね。「帯にある診断の結果はどうでしたか?」とか出てきますが電子書籍じゃ帯なんてないし・・・
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