- 内向型でも営業はできるって本当なのかな?
- おとなしいタイプの人間でも売れるのかな?
- 今は苦しいけどもうちょっと続けたほうがいいのかな?
「内向型でも営業はできる」「内向型の自分がトップセールスになれた理由」という話はよく聞きますよね。
「内向型でも営業はできる」
内向型の営業マンを勇気づけてくれるこの言葉。真実ならとてもありがたい話ですが果たしてこれは本当なのでしょうか?本当に内向型でも売れるのでしょうか?
ここではこの疑問に対する答えを書いています。あなたが営業を続けていくべきかどうかのヒントになるはずなのでぜひ読んでみてください。
内向型には2つのタイプがある
「内向型でも営業はできる」「内向型でも売れる営業マンになれる」
これはある人には正しくて、ある人には間違っています。
なぜなら「内向型」には2つのタイプがあるからです。これを間違えてしまうとその後の判断がうまくいきません。
では2つのタイプとは何でしょうか?
1つは「自己肯定感の高い人」、「自分のことが好きな人」であり、このタイプは営業でもうまくやっていける可能性があります。
もう1つは「自己肯定感の低い人」、「自分のことを好きになれない人」であり、このタイプは、同じ内向型でありながら、営業をやるとおそらくつらい状況に陥ります。
自分を肯定できているか、自分のことを好きか、というのは実は大きな分かれ目で、同じ「内向型」でも両者はまったく別のタイプになってしまうのです。
自己肯定感の高い人は営業もできる
内向型でも自己肯定感の高い人は営業もできます。
なぜなら内向型の強みを最大限に生かすことができるから。
- 聞き上手
- 観察するのが好き
- ひとりで思考することが好き
自己肯定感の高い人はありのままの自分を認めてあげることができます。内向型であっても、自分を否定したり、嫌いになったりすることはありません。
だから、まわりの目を気にすることもないし、自分の言動について思い悩むこともありません。
あんなこと言わなければよかった、とか、あんなことしなければ…とクヨクヨと後悔することもない。
そのため視線が外に向きます。
どんなときも平常心でいられ、落ち着いて相手の気持ちまで考えることができる。
営業においても、売れない理由、売れた原因を冷静に考え、分析しながら前に進んでいくことができるのです。
これが、自己肯定感の高い人が「内向型の強み」を最大限に生かすことができる理由です。
内向型で自己肯定感の低い人には営業は辛い
でも自己肯定感の低い人はそうはいきません。
このタイプの人は基本自分が好きになれません。自分を認めてあげることができず、いつも変わりたいって思っています。
そのため内向型の長所を生かすことよりも、自分がどう思われているか、どう見られているかばかりが気になってしまい、どうしても内向きな思考になります。
結果、相手の気持ちを考えることができなくなります。
これは営業では致命的です。
そんなことない、自分はちゃんと相手のことも考えている、と思う人もいるかもですが、でもたぶん、相手のことを考えているようで実は自分のことを気にしています。
売れなくて苦しい、つらい、とは感じても、じゃあ具体的にどのような対策をとればいいのか?とか、あの人はどんな気持ちでいるのだろうか?といったことまで考える余裕がないのではないでしょうか。
そして、売れないことにより、あなた自身も自分を責めるようになります。
- 「やっぱり自分には営業は向いてないんだ」
- 「内向的だから売れないんだ」
- 「これからどうしたらいいんだろう…?」
こうしてますます自己肯定感が下がっていきます。
いい悪いではなく、もともとそういう感情のたどり方をするようになっているのです。
だから自己肯定感の低い人は「内向型の強み」を活かすことができず、そのため「営業がつらい…」になっていくのです。
自己肯定感による内向型の違いとは?
そもそもこの違いはどうして生まれるのでしょうか?
わたしの推測ですがこういうことじゃないかと考えています。
これまで生きてきた中で、内向的が原因によるつらいことがなかった
家でも学校でも、内向的な生き方で特に何の問題もなく過ごすことができた人なんじゃないかと。
そうであれば自分の内向型を自然に受け入れることができますよね?
内向型であるのは悪いことではなく、無理に変える必要もなく、ありのままの自分を認めてあげることができます。
これとは反対に、
これまで生きてきた中で、内向的が原因によるつらいことがあった
だから自分の性格を好きになれない。自分を肯定してあげられない。常に自分を変えたい、変わりたいって思ってる。
過去のいやな体験、つらい出来事というのはその人にとってある種のトラウマになります。結果、自分の性格を認めてあげられなくなるのです。
内向型こそ向いている仕事をえらぶべき
自己肯定感が高い人は内向型の強みをしっかりと活かすことができるのに対し、自己肯定感の低い人は内向的であることを悩み続けることになります。
だからこそ、
外向的な人ならば少しくらい自分の性格とズレた仕事をしていてもそこまで悩むことはありません。
むかし、わたしのいた職場(営業部)に天性の外向的な人がいました。
この人は売れないと少しは悩むことがあっても、それで顔色まで悪くなる、ということはなかったですね。
数年後、会社をやめて今はまったく別の仕事をしていますが、営業のときと同じように楽しそうに日々を過ごしています。
このように、外向的な人は多少合わない仕事でも自分からコミットできてしまうのです。
でも、自己肯定感の低い内向型の人は合わない仕事をしていると状況がますます悪くなっていきます。
それでも無理して続けていると——このブログでも何度もくりかえしているように——あとになって取り返しのつかないことになり、大変な後悔に襲われます。
向いてない仕事を続けると数十年後あなたに起こるかもしれない3つの苦しみ
だからこそ、自己肯定感の低い内向型の人は、他の誰よりも、自分に合った仕事をさがす必要があるのです。
ではそのためにはどうしたらいいのでしょうか?
自分のことをもっと知っておく
ここまで読んでくれた人に今さら「自分のことを知っておく」というのは不要なことかもしれません。
でも自分の主観ではなくて、第3者から見た目で客観的に解説してもらうのは自分に対する気づきになります。
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」なら非常に具体的に性格を分析してくれますから、今後面接の予定があるとか、自己アピールが必要というのならきっと役に立ちます。[広告]
あなたには単に「内向型」というだけではなく、きっと他にもいいところがあるはずです。ただそれが「内向型」の影にかくれてしまっているだけ。
そのかくれた一面を知る助けにもなるのでぜひやってみてください。
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未経験でもプログラミングの仕事を考えてみる
これはもし興味があれば、ということですが、わたしは内向型の人、それも自己肯定感が低いと感じる人にはプログラミングの仕事をすすめます。
なぜなら営業の仕事よりはるかに合うはずから。
くわしくは「営業が向いてないから辞めたい?自分が20代だったら絶対これやってみるよ【首都圏限定】」で書いています。
実際あなたがまだ20代ならこれからいくらでもチャンスがあります。少しでも興味があったら飛び込んだほうがいい。
30代でもまだまだいけると思います。50代のわたしが独学で勉強しているのですから、30代ならその数倍の成果が出ます。
独学では不安という方にはスクールもあります。プログラミングスクールには無料体験コースもあるので試してみる価値はありますよ。
[広告]「自己肯定感の高い内向型」を目指すために
「自己肯定感の低い内向型」の人には営業はつらいかもということを書きました。
でも、ここで伝えたかったのは、これからの人生の中で、自分自身を好きになれるようになっていってほしいということです。
内向型で、おとなしくて、自分を好きになれないと悩んでいる人は、過去にあった出来事を胸のうちに抱えながら、それを克服したいと毎日を必死で生きています。
嫌いな自分と向き合いながら、変わりたいと心の底から願っています。
それが分かるからなんとか願いがかなってほしいのです。
わたしは苦手な仕事を長年やってきてしまったために変わることができませんでしたが(もちろんまだあきらめてはいませんが)、若いあなたはこれからいくらでもチャンスがあります。
仕事は選び方を間違えなければきっと自分のためになります。自分に合った仕事を続けることで「自己肯定感が低い」も克服できると思っています。それができたら今とはまったく違う喜びを得られるはず。
だからこそ、仕事選びは全力で行ってみるべき。自分の気持ちに素直になって取り組むべきです。
「自己肯定感が高い人」を目指すために、そして自分のために、自分の未来のために、ぜひとも合う仕事をさがしてみてください。
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