- 営業をやっているけど売上が伸びない
- 売上が悪いことを上司に責められてつらい
- 会社に行くのが憂うつで仕方ない
営業ってしんどいですよね。数字のいいときはいいですが、悪くなるとこれほどつらい仕事はありません。
特に自分が営業に向いていないと感じる人にとっては会社に行くこと自体が拷問のようなのではないでしょうか。まるで痛めつけられるために会社へ行っているかのような。
わたしは20年以上営業職を続けた後、最後は自分のやりたいことを優先させるために他の職種に移りました。
――そこには別世界が待っていました。
世の中にはこんな仕事もあるのかということにあらためて気づかされました。全然違います。もう二度と営業職には戻る気はありません。
ここではわたしが営業職をやめてよかったと思う5つの理由をお伝えします。
もしあなたが自分は営業に向いていない、この先営業を続けるべきかどうか迷っている、ということであればぜひ読んでみてください。
営業職がつらかった理由
まず最初に営業の辛かったところをお話します。
ここがあてはまるほど、あとで紹介する、「やめたことによるメリット」が実感できるので、さらっと目を通してみてください。
売上ノルマがある
最大の理由はこれです。売上のノルマがあること。
会社から毎月売上のノルマを課され、毎日その達成に向けて営業活動をするわけです。
評価はすべて数字、すべて結果。
当然ながら、売上がいい月はいいですが、そうでない月は大変なことが待っています。
売上が悪いと上司から責められる
売上が悪いときの月末は阿鼻叫喚の世界。20日を過ぎたあたりから上司に呼ばれます。
「どうすんだよ、これ?」
そこから延々と責められます。思い出すのもいやになるようなことを言われ続けました。
やっとのことで解放されたときには魂が抜けたようになっていましたね。顔が青いとよくまわりから言われました。
関連記事:「上司のパワハラがつらいときは辞めるべき。ウンコ上司に捧げる人生なんてバカらしいよ!」
売上が悪いと休日出勤
このときの職場は、
売上できないやつに休みなんかないんだよ
という雰囲気でした。
事実、誰もが休日を当たり前のように出勤していました。もちろん休日出勤手当なんてありません。出勤簿上は休みのまま働いているのです。完全なブラックですね。
でも誰もがそれに疑問すら感じずに働いていました。完全に洗脳されていましたね。
売上の悪いとき、明日は休みです・・・と上司に言ったら、
ホントに休むの?
と真顔で言われたことがあります。で、結局出勤しました。
休みの日も電話がかかってくる
営業職に心から休める日はありませんよね。
休みの日であろうがお客様から、上司から電話がかかってきます。
わたしもどこへ行くにも――近所のコンビニに行くときでも――携帯電話を持ち歩いていました。いつなんどき電話がかかってくるか分からないからです。
家族で出かけたキャンプでも、川の中でお客様からの電話を受けたこともあれば、みんなで車に乗っているときに、突然の上司からの電話に「はい・・・申し訳ありません」なんてかっこわるい会話をする羽目になったことも何度もあります。
あのころは完全に電話恐怖症になっていました。
終わりがないこと
上司に叩かれ、責められ、最後はボロボロになりながらやっとの思いでその月を乗り切ったとしても、月が替わればまた同じことのくり返しです。
たとえノルマが達成できたとしても月が替わればまたリセット、0からのスタートになるわけです。
営業職に安息日はありません。気持ちも身体もどんどん疲弊していくばかり。
常に上司の影に怯えながら月日だけが過ぎ去っていきます。
向いてないのでモチベーションが保てない
これはわたしの場合ですが、極度の内向型のため、とにかく営業が向いていなかった。
お客様の家のインターホンを押しながら、
留守でありますように
っていつも思ってました。留守じゃ仕事にならないのですがお客様と話をするのがつらかった。
もともと人と話をするのが好きじゃないからしまいには笑っても顔が引きつってくるような感じになってましたね。
これで仕事へのモチベーションが上がるわけありません。あまりにも合わなさすぎる職種ではやろうという気持ちすら保てなくなるのです。
営業職をやめてよかったこと
営業職をやめてよかったことはいくつもあります。
売上ノルマから解放される
これが最大のメリットです。
売上ノルマがないということはこんなにすばらしいことなのかということを心の底から実感しました。まさに天と地の差。
本当に別世界です。
最初の頃は、え?これで仕事してるって言っていいの?苦しんでないけど仕事してるって言っていいの?みたいに思ってました。
売上のノルマがないということはこれほど人の心を軽くするのかということを身に沁みて感じました。あの辛さはなんだったんだと思わないではいられません。
数字で上司に責められることがなくなる
それまでは毎晩のように夢に上司が出てきていました。信じられないことに、夢の中でも現実と同じように怯えているのです。現実と同じように上司の目を気にしているのです。
目が覚めて、本当にドヨ~ンとします。
でも営業職をやめたおかげで一切そのような夢を見なくなりました。
そりゃ当然です。会社に行って上司に責められるということがなくなったのですから。
休日出勤がなくなる
営業職じゃなくなったおかげで休日出勤がなくなりました。
以前のように、月末近くは休めなくなる可能性があるから休みでも予定を入れられないということもなくなりました。
休みを休める。こんな当たり前のことが普通にできることがとてもうれしく感じられます。
休みの日に電話がかかってこない
休みの日に電話がかかってくることもなくなりました。
これも大きなメリットです。
休みの日に外出先で慌てて仕事の手配をすることも、上司相手にヘイコラしながら電話することもなくなりました。
あれだけビクビクしていた電話の音も気にする必要がなくなったのです。
やりたいことをやれるようになる
休日出勤がなくなる。休みの日に電話がかかってこなくなる。
このことにより余計なことを気にすることなく、休みの日は自分のやりたいことをやれるようになりました。
実はわたしがブログを始めたのも営業職をやめてからです。
休みの日はブログに7,8時間を費やしますが、これにはとにかく集中することが必要。
営業職のときは1回電話がかかってくるとその対処のために30分くらいかかることはよくありましたが、そんな状況では集中することができません。
でも営業職じゃなくなったおかげでブログを始めることができたわけです。
時間を生み出せる、これも営業職でないことの大きなメリットです。一見、逆のように感じられるかもしれませんが真実です。
営業職をやめて本当によかった
営業職をやめて本当によかった。
心の底からそう思います。
もちろん次の職場で悩みがないわけではありません。そりゃ仕事ですからね、悩みのない仕事はなかなかないでしょう。
でも、営業職のときの悩みとは質が違います。
売上が悪いときのつらさ、情けなさ、自己否定感を感じることがない
売上が悪いことで上司に責められることがない
これだけで全く違う生活を送ることができます。本当に生活が変わります。
後悔があるとすれば、
向いていないことが分かっていてどうしてこんなにも長い間続けてきてしまったのだろう
ということ。
やはり20年は長すぎました。
こんなにも長い時間を向いてないことをやるために費やしてしまった。そのことには後悔しかありません。貴重な時間を本来使うべきことに使えなかったのですから。
ですからこれを読んでくれているあなたがもし、
- 営業は自分に向いていない
- とにかくもう営業の仕事がつらすぎる
- ただ営業をやめたらどうなるのか不安
という状態なのであれば、この先どうしたらいいか、一度よく考えてみてください。
わたし自身の考えとしては、向いていない仕事を続けることはすすめません。なぜなら自分が後悔しているから。
営業という職種が原因でつまずいているとしたらもったいないことです。もっと広く見渡してみることが必要です。
世の中には営業以外の仕事もあるのです。営業から他の仕事に移れば、それまでの仕事がいかにふつうじゃない面があったかを実感できます。
営業以外の仕事を探すなら
もしあなたが営業以外で自分にできそうな仕事を知りたい、あるいは営業以外での特性を知りたいと思うのなら、転職サイトに登録してチェックするという方法があります。
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無料でできるのもうれしいですね。
さいごに
これはあなたの人生であり、一度しかない人生です。
今のままがまんしながら営業の仕事を続けるか、それとも思い切って新しいことにトライするか、それを決めるのはあなたです。
もっともおそれるべきなのは、やめたい、やめたいと思いながらズルズルと月日を重ねていくこと。
年を重ねてもうどうしようもないときになって、やっぱり他の仕事したい・・・と思っても遅いのですから。
営業から他の仕事へ移るとその違いに驚きます。今までの大変さは何だったんだろうと感じることができます。
そのためにもちょっとだけ今までとは違う行動をしてみてください。
リクナビNEXTは転職エージェントと違い、転職サイトなので登録しても先方から電話がかかってくるということはありません。性格診断をしたり、あなたに合う求人情報を見るためのものです。
営業に苦しさを感じているあなたがやりがいをもってできる仕事が見つけられることを願っています。
営業のノルマがつらい?そんなあなたはノルマなしの仕事があることを知るべきだ
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